和泉市だんじり祭り特別イベント開催しました!
以前こちらの記事でお知らせしました和泉市のだんじり祭りの特別イベントが、令和5年(2023)10月1日(日)池上町会主催にて、10月7日(土)、8日(日)の2日間は松尾連合、和泉だんじり大連合、信太だんじり・神輿協議会の主催で開催されました!
今回はその様子をご報告いたします。
◇池上町会のイベントの様子◇
当日はあいにくのお天気にもかかわらず、定員の30名を超える参加者が集まりました。お子さまを中心に、クイズや体験を通して、普段じっくりと見たことがない地車を見て、聞いて、感じることができた様子でした。
また、地元の方々からは、「年配の方や祭りの関係者も改めて町の地車の良さを再発見できたようです。これからも、祭りを次の世代へつなげていきたいです。」と、このイベントに祭りの継承を期待する声が聞かれました。
【鳴物体験】どんな楽器を使うのかな?
【曳行体験】みんなでだんじりを動かしたよ!
【だんじりをじっくり観察…】いろいろな人物や動物がいるね!
◇松尾連合のイベントの様子◇
当日は、留学生をホームステイで受け入れ中のご家族がご参加され、法被を羽織りハチマキを巻いて、祭りの参加者としてだんじりを曳いて町内をまわりました。地元の方に曳き方や掛け声を教えてもらいながら、コミュニケーションをとって日本や和泉の文化を全身で体感している様子でした。子どもたちの雄姿を写真におさめるご家族もとても楽しんでいただけたようです。参加者からは「普段できない素晴らしい体験ができて良い思い出になりました。最高の良い経験ができました。」という感想をいただきました。
久保惣美術館前で記念撮影!
ソーリャ!の掛け声で綱を曳きます
◇信太だんじり・神輿協議会のイベントの様子◇
ウォーキングツアーを実施した信太では、約20人の方が参加されました。各ポイントで解説を聞き、目の前で豪快に走り抜けるだんじりを見学しました。参加者の方は和泉市外から多く参加され、「はじめて観る経験でしたが、他と違い若い世代ががんばって、文化を守っていることに期待したい」「1人では参加しづらい地域密着型のお祭りに参加できて楽しかった」といった声が聞かれました。当日は雨模様だったこともあり、「来年のイベントにもまた参加してみたい」との感想もいただき、地元の方々からの期待と意欲も高まった様子でした。
神社での解説に聞き入る参加者
目の前で走り抜けるだんじりにシャッターチャンスがいっぱいでした!
◇和泉だんじり大連合のイベントの様子◇
和泉だんじり大連合のパレード見学には、15人を超える参加がありました。まず、だんじりの奉納先である泉井上神社を訪れ、国の重要文化財に指定されている境内社の和泉五社総社に特別参拝しました。普段は非公開の本殿を特別に公開していただいたものです。
その後、和泉府中駅前に設けられた特別席に移動し、だんじりのパレード曳行を見学。「だんじりが間近で見れて、ゆっくりお弁当も食べれて座って見れるので最高」との感想が寄せられたように、参加されたみなさんは、18町のだんじりが、次々と勇壮に駆け抜けていく様子を十分に堪能されたようでした。
重要文化財・和泉五社総社の特別参拝
特別席の目の前を駆け抜けていくだんじり
だんじり祭りに合わせて、いつもとは違ったイベントを開催した今年の和泉市でしたが、「はじめてだんじりを観た」「見て、触って、体感できた」といった非日常の経験への感想を語ってくださった参加者がたくさんいらっしゃいました。なかには、地域と祭りが密接な関係にある和泉市の伝統文化を「まるで寅さんの世界みたい」と表現してくださった方も。実際、地域の方々は、家の前を通り過ぎるだんじりを軒先から見学したり、地元の友達同士でおそろいのTシャツを着てだんじりのもとに集まったり、本当に祭りが地域に根付いている様子が多く見られました。今回のようなイベントが、市内外や外国の方々にこのような「本物の祭り」を知っていただき、伝統文化を守っていくきっかけとして役立っていくことを期待します。