2016年12月

【刊行物】和泉市史紀要第24集『和泉の寺社改帳Ⅰ』

2016/12/27

市史編さん室で行った調査の成果は、「和泉市史紀要」でご覧いただけます。
今回は、その最新巻である第24集『和泉の寺社改帳Ⅰ』(2016年9月刊行)をご紹介します。

江戸時代の領主は、領内の寺社を把握するため寺社改め(じしゃあらため)を行いました。
そのとき作成された「寺社改帳」や、その関係資料を集成して掲載しています。
そこには、現代も存続する神社やお寺はもちろん、現在では失われてしまったたくさんの寺社を見つけることができます。

みなさんが住んでいる地域に、どんな寺社があり、人々のくらしの中でどんな関わりがあったのか。
残された史料をみながら当時を想像してみてはいかがでしょうか。

 

 

≪ご購入のご案内≫
和泉市史紀要第24集『和泉の寺社改帳Ⅰ』
価格 1,500円(税込)
和泉市役所文化財振興課窓口、和泉市いずみの国歴史館で販売しています。
また、遠方の方などで、郵送をご希望の方は、和泉市教育委員会文化財振興課までお問い合わせください。(別途送料が発生します)

和泉市文化財施設 年末年始の休館・休園情報

2016/12/26

和泉市いずみの国歴史館
信太の森ふるさと館
池上曽根史跡公園(池上曽根弥生情報館)
3施設とも、2016年12月26日から2017年1月4日まで休館・休園します。

年始は2017年1月5日からの開館・開園です。
またのお越しをお待ちしております。

【展示】和泉市いずみの国歴史館平成28年度冬季特別展のお知らせ

2016/12/15

特別展「回顧 池上曽根遺跡のいま・むかし」を開催します

和泉市と泉大津市に広がる弥生時代の大環濠集落、池上曽根遺跡。明治時代に地元の少年が自宅の土塀のなかから石鏃をみつけたことが、池上曽根遺跡発見の第一歩となりました。

その後、大阪府立泉大津高校地歴部による調査や、第2阪和国道(現国道26号)の調査などを経て、日本を代表する弥生時代の大環濠集落であることが明らかになりました。また、第2阪和国道の敷設にあたって、遺跡の保存運動が大きな高まりをみせ、全国的な運動へと展開していきました。

この運動が契機となり、1976(昭和51)年、環濠がめぐる範囲を中心に約11.5万平方メートルが、国の史跡に指定されました。指定後には整備事業が進められ、2001(平成13)年に史跡公園が開園しました。

本年、池上曽根遺跡は史跡指定40周年、史跡公園開園15周年を迎えました。これを記念し、大環濠集落としての池上曽根遺跡、現代によみがえった池上曽根遺跡、そして今後の池上曽根遺跡が体感できるような特別展を開催致します。

会期
平成28年12月17日(土曜日)から平成29年2月19日(日曜日)
午前10時から午後5時まで(入館は午後4時30分まで)

会場
和泉市いずみの国歴史館 (まなび野2番4号/電話、ファックス 0725-53-0802)

交通
泉北高速鉄道 和泉中央駅から徒歩約20分
和泉中央駅から南海バス「松尾寺」「美術館前」ゆきで、「緑ヶ丘団地」下車 徒歩5分
南海本線 泉大津駅から南海バス「春木川」「若樫」ゆきで、「内田上」下車、徒歩7分
(駐車台数に限りがあります。なるべく、公共交通をご利用ください)

休館日
月曜日(祝日の場合は開館)、祝日の翌日(土日の場合は開館)
年末年始(12月26日から1月4日まで)

入館料
無料

記念講演会

平成29年1月21日(土曜日)
「池上曽根遺跡と保存運動―国指定史跡への道―」
講師 石部 正志氏(和泉市史編さん委員)

平成29年2月5日(日曜日)
「大和の拠点集落 唐古・鍵遺跡」
講師 藤田 三郎氏(田原本町教育委員会事務局 文化財保存課 課長)

両日とも
時間 午後1時30分から午後3時まで
会場 和泉市いずみの国歴史館
定員 80名(申込不要)

展示解説

日時 平成28年12月18日(日曜日) 午前11時から
会場 和泉市いずみの国歴史館展示室

 

 

関連企画

池上曽根遺跡史跡指定40周年記念シンポジウム「巨大環濠集落の実像―弥生研究と史跡活用のこれから―」

日時 平成28年12月18日(日曜日)
午後1時から午後4時30分まで(会場は午後0時30分)
会場 桃山学院大学2号館202教室
参加費 無料(ただし、資料代500円)
申込不要。直接会場へ(定員500名)

和泉市文化財活性化推進実行委員会ブログ