2017年5月

【刊行物】和泉市史紀要第25・26集を刊行しました

2017/05/19

和泉市史紀要第25『和泉市考古学調査報告書2 和泉市域の須恵器研究―調査と編年―』

和泉市史紀要第26『和泉市史編さん事業20周年記念 「市史だより」100選』

を刊行しました!!

 

25では、和泉市域で過去に発掘調査された須恵器窯跡群の報告と、須恵器編年の研究をまとめています。

26では、毎月の『広報いずみ』で連載している「市史だより」200タイトルのうち、100の記事を厳選して収録したほか、市史編さん事業20年のあゆみを紹介しています。

価格は、第25集が1,000円第26集が2,000円です。

和泉市役所文化財振興課窓口、和泉市いずみの国歴史館、信太の森ふるさと館にてお買い求めいただけます♪


左:第25集
右:第26集

【講座】古文書講座@市史編さん室①

2017/05/17

★☆★待望の古文書講座はじまる★☆★

さる、5月15日(月)、和泉市役所分館市史編さん室の古文書講座第1回目を開催しました。
予想を超えるお申込みをいただき、たくさんの方々が古文書解読への第一歩を踏み出されました。

今回のテキストは、江戸時代の手習い本(読み・書きを学ぶための本)です。
和紙に筆を使って墨で記された帳面の表紙には、「在号」という題名が記されています。
表紙をめくると、大きな字で、和泉市域はもちろんのこと、貝塚・岸和田・堺や大坂などの地名・村名が、ずらずら~~っと書き綴られています。
昔の地図と見比べながら、くずし字で記された地名の一つ一つを、ゆっくりとみんなで読み解きました。

今年度の古文書講座は月1回開催します。(5月~2月の全10回)
場所は和泉市役所分館(和泉市府中町四丁目20番2号 市民体育館のお隣です)
次回は6月15日(木)です。
定員まで、あと少し余裕があります。
受講をご希望の方は、市史編さん室までお問合せください。
連絡先 0725-44-9221

古文書講座の年間のスケジュールはコチラ

和泉史塾① 「日本陶磁の源流―和泉の須恵器」

2017/05/12

去る5月10日(水)和泉史塾の第1回「日本陶磁の源流―和泉の須恵器」を開催しました。

当日は、定員いっぱいの50名の方にお越しいただきました。


みなさん、記念すべき和泉史塾の第1期生となられるわけですね。
(もちろん、第2回以降からのご参加も大歓迎ですよ~!)

今回は、日本の陶磁器の出発点である須恵器の一大生産地であった、泉北丘陵窯跡群(いわゆる陶邑〈すえむら〉)の歴史をたどりながら、和泉市内の関連遺跡についてお話しました。また、須恵器生産を支えた古代氏族もご紹介しました。

次回「和泉と僧契沖」は、6月14日(水)の開催です。
みなさまのお越しをお待ちしております!

☆和泉史塾は、2017年5月から2018年2月までの、毎月第2水曜日に和泉市いずみの国歴史館で開催する歴史講座です。
参加費無料、事前申込不要です。
くわしくは、過去の記事https://izbun.jp/blog/39をご覧ください。

【講座】煌(きらめき) 和泉史塾がはじまりました!

2017/05/12

いずみの国歴史館では、平成29年5月から2月の毎月第2水曜日に、「和泉史塾」を開講します。
知っているようで知らない和泉市の歴史について、考古学・歴史学など様々なテーマを取り上げてお話します。
和泉市の歴史に興味がある方、さらに見識を深めていきたい方はぜひご参加ください。
なお、全10回の講座のうち、7回以上を受講された方には「認定証」を、9回以上受講された方には記念品を贈呈します。(もちろん、興味がある回だけの参加でもOK!)
みなさまのご参加をお待ちしています。

場所:和泉市いずみの国歴史館(まなびのプラザ)会議室
時間:各回午後3時から午後4時30分まで(ただし、第8回は午後1時から午後2時30分まで)
費用:無料
定員:各回50名(事前申込不要。当日会場まで)
問合先:和泉市いずみの国歴史館 0725-53-0802(電話・ファックス共通)


開講スケジュール
第1回 5月10日(水) 終了しました!
「日本陶磁器の源流―和泉の須恵器」 講師:和泉市いずみの国歴史館 白石耕治
国内陶磁の出発点である須恵器の窯業地・泉北丘陵窯跡群(陶邑)の歴史をたどりながら、和泉市内の関連遺跡を概観し、須恵器生産を支えた和泉郡や大鳥郡の氏族たちを紹介します。

第2回 6月14日(水) 終了しました!
「和泉と僧契沖」 講師:文化財振興課 細川絵美
江戸時代に活躍した「国学の祖」と言われる僧契沖の人物像を紹介し、和泉の久井や万町で研究に励んだ日々をたどります。

第3回 7月12日(水) 終了しました!
「宮・監・国府―まぼろしの和泉宮」 講師:文化財振興課 乾 哲也
大園遺跡や府中遺跡の最新の発掘調査をもとにして、奈良時代に和泉に設けられた宮や国府について考えます。また、関連する神社や寺院についても考えます。

第4回 8月9日(水) 終了しました!
「松尾寺の仏具―新指定の独鈷杵・三鈷杵」 講師:和泉市久保惣記念美術館 橋詰文之
和泉市指定文化財になった松尾寺の密教法具―独鈷杵・三鈷杵について解説します。学芸員から見た古美術の中での金属工芸品の美しさや面白さもまじえながらお話します。

第5回 9月13日(水) 終了しました!
「B.C.52の衝撃―考古学と自然科学分析」 講師:文化財振興課 千葉太朗
今から約20年前、年輪年代測定法によって、池上曽根遺跡の大型建物の柱のひとつが、B.C.52年に伐採されたことが明らかにされ、世間に衝撃を与えました。そんな自然科学の方法論と考古学との関係を紹介します。

第6回 10月11日(水) 終了しました!
「南松尾小学校122年の歴史―戦前・戦中を中心に」 講師:文化財振興課 森下徹
この3月に閉校となった南松尾小学校。こどもたちの綴方文書や学校通信などをもとに、戦前・戦中の学校の様子を探るとともに、南松尾地域と学校との関わりも考えます。

第7回 11月8日(水) 終了しました!
「久保惣コレクションと若冲」 講師:和泉市久保惣記念美術館 後藤健一郎
開館35周年記念特別展「ピカソと日本美術」で展示する若冲『乗興舟』(平成28年度新規収蔵品)と美術館所蔵の日本絵画について解説します。

第8回 12月13日(水) (第8回のみ、午後1時~2時30分) 終了しました!
「古文書からわかる!江戸時代の人びとのくらし」 講師:市史編さん室 永𡌛啓子
古文書は難解なもの?古文書をいっしょに読んで、易しく解説します。当時の人びとの生活について理解とイメージを広げてみてください。

第9回 1月10日(水) 終了しました!
「倭国大乱?―和泉の高地性集落」 講師:文化財振興課 上田裕人
これまで高地性集落の用途は、「戦い・戦争」に直結して考えられていましたが、史実はどうでしょうか?和泉市の高地性集落(観音寺山遺跡・惣ヶ池遺跡など)から真相に迫ります。

第10回 2月14日(水) 終了しました!
「水は和泉の源―近世の槙尾川と谷山池郷」 講師:市史編さん室 山下聡一
ここ和泉で生活を築いた先人たちの命を育んだ谷山池と槙尾川。和泉市史編さん事業のなかで調査した、地域に残る古文書や古絵図を用いながら、江戸時代の谷山池郷の姿に迫ります。


この講座は、「和泉市生涯学習サポート講座」対象となっておりますので、「まなびの手帳」をお持ちの方は当日ご持参ください。(当日会場でも交付しています)

和泉市文化財活性化推進実行委員会ブログ