『和泉市の歴史8 和泉市の近現代』刊行ー明治維新から現代まで

2021/05/19

和泉市教育委員会では、和泉市の歴史8地域叙述編Ⅲ.として『和泉市の近現代』を出版いたしました。全9巻のうち7冊目の刊行で、テーマ叙述編としては『和泉市の近世』につづき3冊目となります。

内容

和泉市はどうやってできた?自分の通う小学校はいつからある?そんな身近な歴史がつづられた『和泉市の近現代』が刊行されました。

近現代、つまり明治時代から現代までの歴史を描いた本ですが、おもに明治維新、戦時中、昭和の高度成長期に焦点をあてこれまでの市域のあゆみが描かれています。また、神社や学校教育、織物業など、時代を通じた内容のテーマや、阪和電鉄や草相撲などについての魅力的なコラムも多数収められています。

ぜひ手に取って、地域の歴史を身近に感じてください。

広川禎秀・佐賀朝監修 A5判 510ページ オールカラ―。

 

目次

序 時代の転換と地域社会の変貌(広川禎秀)

第1部 時代を読む1 近代移行期の政治変動と村むら

第1章 領主制の解体・統治機構の再編と堺県(島田克彦・山下聡一)

第2章 寺社の再編をめぐる村と人びと(島田克彦・山下聡一)

第3章 近代社会への移り変わりと村(島田克彦)

コラム1. 村の文書管理―明治前期の若樫村(島田克彦)

第4章 山の用益・開発と土地所有(島田克彦)

第2部 時代を読む2. 地域からみた十五年戦争

第1章 軍事拠点としての和泉市(森下 徹)

第2章 戦時下のくらし(森下 徹)

第3章 泉北郡の国防婦人会(人見佐知子)

第4章 村の軍人墓地と忠魂碑(森下 徹)

コラム2. 戦前における朝鮮人の集住と労働・生活(森下 徹)

第3部 時代を読む3. 地域開発の展開と地域社会の変貌

第1章 和泉市の成立と展開(高岡裕之)

第2章 上水道の成立(加来良行)

第3章 地域開発の展開(高岡裕之)

コラム3. 昭和期の和泉府中駅前再開発(初田香成)

第4章 地域に生きた知識人―南清彦―(広川禎秀)

第4部 テーマで観る―神社・学校・地主・織物―

第1章 神社合祀と和泉(山下聡一)

コラム4. 泉州の草相撲(飯田直樹)

第2章 小学校の誕生と展開(柏木 敦)

第3章 戦後学校教育の展開と隔週定時制(柏木 敦)

コラム5. 和泉に電車がやってきた(森下 徹)

第4章 近代地主制の展開(佐賀 朝)

第5章 織物業の展開(佐賀 朝)

むすび 伝統社会の解体過程と和泉市の近現代(佐賀 朝)

販売場所など

1冊2000円+税で、市役所5階にある文化遺産活用課の窓口、いずみの国歴史館、信太の森ふるさと館、久保惣記念美術館にて販売しています。一般書店やインターネットでもお買い求めいただけます。

 

 

和泉市文化財活性化推進実行委員会ブログ