秋季企画展「近世和泉地方の寺社の再建と修復」
2019/10/09
本展は、信太の森の鏡池史跡公園協力会・研究グループによる研究成果を紹介するものです。テーマを大きく3つに分け、戦国時代に荒廃した和泉地方の寺社が、再建され、江戸時代を通して修復・管理されてきた歴史をたどります。
はじめに、豊臣秀頼による和泉五社(大鳥神社・穴師神祉・聖神社・積川神社・日根神社)と、この五社の祭神を一か所に集めた和泉五社惣社(泉井上神社に鎮座)、棋尾山施福寺、松尾寺の再建について取り上げます。
続いて、徳川幕府による、大鳥神社の神宮寺・神鳳寺の大規模な造営について紹介するほか、地域に伝わる古文書を展示し、そこに書かれた、神社の修復にあたっての工法や費用に関しての記録などを解説します。