2018年2月

【講座】「府中遺跡のすべてVol.1」

2018/02/08

 

和泉国府跡を含む府中遺跡は、長年の発掘調査により、縄文時代から現代まで連綿と続く人の営みが判明し、和泉の中心地として、その重要性が注目されています。しかし、大小様々な規模で幾度も行われた調査は、それぞれに整理作業が行われ、成果も各調査ごとに完結していたため、遺跡の全体像を把握することが困難な状況でした。
そこで、平成29年度に「地域の特色ある埋蔵文化財活用事業費国庫補助」の採択を受け、府中遺跡の再整理を実施しました。その成果を広く知っていただけるように、歴史講座を開催いたします。

 

平成30年2月10日(土曜日)

「発掘調査からわかる府中遺跡―平成29年度再整理成果報告―」上田 裕人(和泉市教育委員会文化財振興課)

平成30年2月24日(土曜日)
「府中の古代のまつり」千葉 太朗(和泉市教育委員会文化財振興課)

【各回共通】
会場:和泉市いずみの国歴史館
時間:13時30分から15時まで(開場は13時)
参加費:無料
定員:80名(申込不要)

【刊行物】和泉市史紀要第27集『近世和泉の村と支配』発売中!

2018/02/08

江戸時代の村はどんな姿をしていたの?人口は?生産力は?
和泉市は誰の領地だった?近所にある池っていつからあった?
そんな「?」の答えがこの一冊に載っています。

市史編さん室がこれまでに収集してきた史料をもとに、江戸時代のさまざまな情報をデータ化、「史料編」として掲載しました。「論考編」には関係論文5本を収録。

この1冊で江戸時代の和泉市の村と支配が見えてきます。

 

和泉市史紀要第27集『近世和泉の村と支配』 価格:1,500円
和泉市役所文化財振興課窓口、和泉市いずみの国歴史館、信太の森ふるさと館でお買い求めいただけます。

 

目次

1論考編
「17世紀から18世紀の和泉の所領配置」 熊谷 光子

「元禄4年の寺社改めと村の寺」 羽田 真也

「和泉国伯太藩の家中形成と大坂定番―「家老」の家々の来歴から」 齊藤 紘子

「近世和気村の村落構造―座と村政の両面から」 安浪 皓星

「近世中後期今在家村の村落構造」高濱はるな

 

2史料編

図表

史料翻刻 元禄17年信太暦

「『信太暦』の発行停止と信太陰陽師藤村氏―信太暦に関する史料紹介―」  細田 慈人

【イベント】和泉市歴史ウォーク2017 第2弾を開催しました。

2018/02/01

去る1月27日(土)、和泉市歴史ウォーク2017の第2弾、
国学の祖・契沖を訪ねて②「契沖と万町村・伏屋家」を開催しました。

数日前から寒波が押し寄せ、どうなることかと心配していましたが、当日は寒さもいくぶん和らいでいました。
(とはいえ、やはり寒いのですが。。。)

 

今回は、契沖を支えた万町村・伏屋家にスポットを当て、万町周辺の契沖ゆかりの地を巡りました。

 

石碑「国学発祥之地」(石尾中学校横)や、府史跡 契沖養寿庵跡、小寺(天受院)などを見学しました。

 

 

最後は、万町町民会館にて、いずみ歴史トーク(講演会)。
「伏屋家と万町村―契沖を支えた家の姿―」と題して、羽田真也さん(飯田市歴史研究所研究員・和泉市史編さん調査執筆委員)にお話しいただきました。
ウォーク参加者の方に加え、地元住民のみなさんにもたくさんお越しいただき、会場は超満員!

みなさん熱心聞き入っておられ、参加者アンケートでも大好評でした!

最後になりましたが、ウォーク参加者のみなさま、寒い中お疲れ様でした。
また、地元万町のみなさまにはたいへんお世話になりました。
この場をお借りしまして、主催者一同お礼申し上げます。

2017年度の和泉市歴史ウォークはこれにて終了ですが、来年度も楽しいイベントを継続していきたいと思いますので、どうぞお楽しみに!

和泉市文化財活性化推進実行委員会ブログ