「あしあと―近現代の和泉市―」展示紹介1
和泉市いずみの国歴史館(まなび野2番4)では、令和3年度冬季企画展「あしあと―近現代の和泉市―」と題して、和泉市にまつわる明治時代から現代までの歴史資料を展示しています。
【期 間】令和4年1月15日(土曜日)から令和4年3月21日(月曜日・祝日)
【開館時間】午前10時から午後5時(入館は午後4時30分まで)
【休 館 日】毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は火曜日)、祝日の翌日(土日の場合は開館)
テーマは行政・戦争・教育・開発。
今回は行政と戦争に関する展示資料の一部をご紹介します。
1 「五榜の掲示」慶応4年(1868)3月
教科書にも登場する明治新政府の「五榜の掲示」。泉州では堺県を通じて発布されました。写真は「切支丹宗門」(キリスト教)と「邪宗門」(よこしまな宗教)への入信を禁止したもの(高36.5cm・幅61.5cm)。ちなみに堺県は、慶応4年(1868)~明治14年(1881)まで存在した県で、一時は現在の大阪府域から奈良県域までを管轄しました。
※写真は和泉市教育委員会所蔵のもの。現在は個人蔵のものを展示中です。
2 「西横山村議案綴」など「和泉市旧町村役場公文書」
明治22年(1889)には現在の和泉市域に12の行政村が誕生しました。今回展示するのは、これらの役場で作成された議事録など。いずれも平成23年(2011)に市の指定文化財に選ばれました。
3「広報いずみ」第4号 市章制定時の記事 昭和32年(1957)2月16日発行
和泉市は昭和31年(1956)に和泉町など7町村が合併して成立し、昭和35年(1960)に八坂町・信太村と合併して市域が確定しました。市章と市歌は昭和32年に市民からの公募によって選ばれました。
4 軍服・軍帽
日露戦争期(1904-1905)陸軍騎兵軍曹の軍服。寄贈時にはブリキの箱に「祖父の遺品として永久に保存する」との旨が記されていました。
5 遺族台帳
十五年戦争期(昭和6年の満州事変~昭和20年の敗戦まで)には、現在の和泉市域から出征した軍人のうち、1500人余の方が亡くなりました。展示する遺族台帳は「和泉市旧町村役場公文書」の一部です。
6 大阪府傷痍軍人会和泉市部旗と軍靴
負傷しながら戦場に命を得た傷痍軍人は、昭和27年(1952)に日本傷痍軍人会を結成し、各地で地方組織を発足させました。展示する旗は、平成26年(2014)に和泉市傷痍軍人会・同妻の会から和泉市教育委員会へ寄贈されたものです。
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このほかにも多数の資料を展示しています。ぜひお越しください。
和泉市いずみの国歴史館
〒594-1152 和泉市まなび野2番4(宮ノ上公園内 まなびのプラザ)
電話・ファックス 0725-53-0802