【講座】煌(きらめき) 和泉史塾がはじまりました!

2017/05/12

いずみの国歴史館では、平成29年5月から2月の毎月第2水曜日に、「和泉史塾」を開講します。
知っているようで知らない和泉市の歴史について、考古学・歴史学など様々なテーマを取り上げてお話します。
和泉市の歴史に興味がある方、さらに見識を深めていきたい方はぜひご参加ください。
なお、全10回の講座のうち、7回以上を受講された方には「認定証」を、9回以上受講された方には記念品を贈呈します。(もちろん、興味がある回だけの参加でもOK!)
みなさまのご参加をお待ちしています。

場所:和泉市いずみの国歴史館(まなびのプラザ)会議室
時間:各回午後3時から午後4時30分まで(ただし、第8回は午後1時から午後2時30分まで)
費用:無料
定員:各回50名(事前申込不要。当日会場まで)
問合先:和泉市いずみの国歴史館 0725-53-0802(電話・ファックス共通)


開講スケジュール
第1回 5月10日(水) 終了しました!
「日本陶磁器の源流―和泉の須恵器」 講師:和泉市いずみの国歴史館 白石耕治
国内陶磁の出発点である須恵器の窯業地・泉北丘陵窯跡群(陶邑)の歴史をたどりながら、和泉市内の関連遺跡を概観し、須恵器生産を支えた和泉郡や大鳥郡の氏族たちを紹介します。

第2回 6月14日(水) 終了しました!
「和泉と僧契沖」 講師:文化財振興課 細川絵美
江戸時代に活躍した「国学の祖」と言われる僧契沖の人物像を紹介し、和泉の久井や万町で研究に励んだ日々をたどります。

第3回 7月12日(水) 終了しました!
「宮・監・国府―まぼろしの和泉宮」 講師:文化財振興課 乾 哲也
大園遺跡や府中遺跡の最新の発掘調査をもとにして、奈良時代に和泉に設けられた宮や国府について考えます。また、関連する神社や寺院についても考えます。

第4回 8月9日(水) 終了しました!
「松尾寺の仏具―新指定の独鈷杵・三鈷杵」 講師:和泉市久保惣記念美術館 橋詰文之
和泉市指定文化財になった松尾寺の密教法具―独鈷杵・三鈷杵について解説します。学芸員から見た古美術の中での金属工芸品の美しさや面白さもまじえながらお話します。

第5回 9月13日(水) 終了しました!
「B.C.52の衝撃―考古学と自然科学分析」 講師:文化財振興課 千葉太朗
今から約20年前、年輪年代測定法によって、池上曽根遺跡の大型建物の柱のひとつが、B.C.52年に伐採されたことが明らかにされ、世間に衝撃を与えました。そんな自然科学の方法論と考古学との関係を紹介します。

第6回 10月11日(水) 終了しました!
「南松尾小学校122年の歴史―戦前・戦中を中心に」 講師:文化財振興課 森下徹
この3月に閉校となった南松尾小学校。こどもたちの綴方文書や学校通信などをもとに、戦前・戦中の学校の様子を探るとともに、南松尾地域と学校との関わりも考えます。

第7回 11月8日(水) 終了しました!
「久保惣コレクションと若冲」 講師:和泉市久保惣記念美術館 後藤健一郎
開館35周年記念特別展「ピカソと日本美術」で展示する若冲『乗興舟』(平成28年度新規収蔵品)と美術館所蔵の日本絵画について解説します。

第8回 12月13日(水) (第8回のみ、午後1時~2時30分) 終了しました!
「古文書からわかる!江戸時代の人びとのくらし」 講師:市史編さん室 永𡌛啓子
古文書は難解なもの?古文書をいっしょに読んで、易しく解説します。当時の人びとの生活について理解とイメージを広げてみてください。

第9回 1月10日(水) 終了しました!
「倭国大乱?―和泉の高地性集落」 講師:文化財振興課 上田裕人
これまで高地性集落の用途は、「戦い・戦争」に直結して考えられていましたが、史実はどうでしょうか?和泉市の高地性集落(観音寺山遺跡・惣ヶ池遺跡など)から真相に迫ります。

第10回 2月14日(水) 終了しました!
「水は和泉の源―近世の槙尾川と谷山池郷」 講師:市史編さん室 山下聡一
ここ和泉で生活を築いた先人たちの命を育んだ谷山池と槙尾川。和泉市史編さん事業のなかで調査した、地域に残る古文書や古絵図を用いながら、江戸時代の谷山池郷の姿に迫ります。


この講座は、「和泉市生涯学習サポート講座」対象となっておりますので、「まなびの手帳」をお持ちの方は当日ご持参ください。(当日会場でも交付しています)

和泉市文化財活性化推進実行委員会ブログ