2023年度 寺子屋池上曽根のお知らせ
泉州地域やその周辺の歴史・文化財について、様々な角度から学ぶ講座です。
お申込みお待ちしております。
第1回 11月4日(土)「池上曽根遺跡~過去・現在・未来~」(応募締切 10月13日(金)必着)
第2回 11月25日(土)「人形浄瑠璃文楽『蘆屋道満大内鑑』と葛の葉伝説」(応募締切 11月2日(木)必着)
第3回 12月9日(土)「弥生時代の木製品 -鋤と鍬と池上曽根遺跡-」(応募締切 11月17日(金)必着)
各回共通事項
■時間:午後1時30分〜3時(受付は午後1時から)
■場所:池上曽根弥生情報館
■定員:20人(申込多数の場合は抽選)
■費用:無料
■申込:9月13日(水)から。締切は上記の通り。
文化遺産活用課問い合わせフォーム、または往復はがきに必要事項を記入のうえ、〒594-0083、池上町4‐14‐13、または池上曽根弥生情報館情報館窓口(返信用はがき持参)
※連名での申し込みは不可
※講座ごとに申し込みが必要
第4回 12月23日(土)『赤色(せきしょく)顔料(がんりょう)からみる文化財』(応募締切 12月1日(金)必着)
第5回 1月13日(土)『中世の荘園と人びとの交流‐法隆寺領荘園 珍(ちぬ)南庄(みなみのしょう)‐』(応募締切 12月22日(金)必着)
第6回 1月27日(土)『まぼろしの和泉宮(いずみのみや)』(応募締切 1月5日(金)必着)
各回共通事項
■時間:午後1時30分〜3時(受付は午後1時から)
■場所:池上曽根弥生情報館
■定員:20人(申込多数の場合は抽選)
■費用:無料
■申込:11月1日(水)から締切は上記の通り。
文化遺産活用課問い合わせフォーム、または往復はがきに必要事項を記入のうえ、〒594-0083、池上町4‐14‐13、または池上曽根弥生情報館情報館窓口(返信用はがき持参)
※連名での申し込みは不可
※講座ごとに申し込みが必要
詳しい申込方法などはこちらのチラシをご覧ください。→R5寺子屋池上曽根チラシ
■お問い合わせ
池上曽根弥生情報館
594-0083 和泉市池上町4丁目14-13
電話/ファックス 0725-45-5544
和泉市のだんじり祭り、今年はもっと楽しもう!
秋が近づくと、和泉市内で聞こえてくるのは軽快な太鼓や鐘の音。
そう、10月はだんじり祭りの季節です!
毎年恒例のだんじり祭りですが、今年はちょっと違います。和泉市では、だんじり祭りに合わせて特別イベントを開催します!
池上町地車ふれあい祭り
池上曽根史跡公園に池上町のだんじりがやってきます。
当日は、曳行体験やだんじりの方向転換、鳴物体験ができます。
参加者にはオリジナルタオルや弥生文化博物館のチケットのプレゼントも!
日 時:令和5年(2023)10月1日(日)
午前9時30分から午前11時まで
場 所:池上曽根史跡公園
(大阪府和泉市池上町3丁目8-25)
参 加 費:500円
(先着こども30名ほど 保護者は無料)
池上町地車ふれあい祭りの詳細は↑のチラシをご覧ください。
参加お申込み・お問い合わせはこちらから
このイベントは終了しました
松尾連合 だんじり曳行体験
法被を着て内田町のだんじり曳行体験や記念撮影、やり回しの見学ができます!
参加者には記念グッズと久保惣記念美術館のチケットのプレゼントも!
集合日時:令和5年(2023)10月7日(土)
午前9時45分
集合場所:和泉市久保惣記念美術館
定 員:30名
参 加 費:1,500円
詳細・お申込はこちらから
和泉だんじり大連合 だんじりパレード見学
和泉府中駅前を通過する和泉だんじり大連合の曳行を特別席で観覧いただけます!
重要文化財・泉井上神社内境内社五社総社の特別参拝もご案内。
参加者には記念グッズとお弁当もついています。
集合日時:令和5年(2023)10月8日(日)
午前11時30分
集合場所:JR和泉府中駅
定 員:60名
参 加 費:3,500円
詳細・お申込はこちらから
信太だんじり・神輿協議会 だんじりウォーキング
9町8台のだんじりが集合する場所までの解説付きウォーキングツアー!
和泉の歴史感じる神社や施設も見学できます。
参加者には記念グッズとお弁当つき。
集合日時:令和5年(2023)10月8日(日)
午前9時15分
集合場所:JR北信太駅
定 員:30名
参 加 費:2,500円
詳細・お申込はこちらから
松尾連合・和泉だんじり大連合・信太だんじり・神輿協議会のイベント詳細は↑のチラシをご覧ください。
参加申込はこちらの専用ページにアクセスしてください。
市内のかたも、市外のかたも大歓迎!今年は、いつもより特別なだんじり祭りを体感しに、ぜひ和泉市へお越しください!
信太周辺を描くー中川忠司油絵展ー(和泉市 信太の森ふるさと館展示)
信太の森ふるさと館では、【信太周辺を描く 中川忠司油絵展】を開催中です。
地元信太在住の画家である中川氏が、自然豊かな惣ヶ池湿地や小栗街道沿いの古い町並みなど、ふるさとへの思いを込めて描いた油絵作品を展示いたします。
以前の信太の景色を描いた作品や、現在も変わらない姿を残す信太を描いた作品もございますので、和泉市にお住いの方も市外からお越しの方も楽しめる展示となっております。
ふるさと館からすぐ近くの風景を描いた作品をたくさん展示しておりますので、描かれた場所に訪れてお楽しみいただくのもおすすめです!
中川氏の油絵作品を通じて信太の魅力を感じていただければ幸いです。
みなさまのご来館をお待ちしております。
概要
開催期間
令和5年(2023)6月21日(水)~7月30日(日)
開催場所
信太の森の鏡池史跡公園
信太の森ふるさと館
〒594-0004 和泉市王子町914-1
電話/ファックス 0725-45-0605
JR阪和線北信太駅南へ徒歩20分
南海バス北信太駅筋より「鶴山台方面」行き乗車「鶴山台センター前」下車数分
開館時間
午前10時から午後5時まで(入館は午後4時45分まで)
休館日
毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は火曜日)
祝日の翌日/年末・年始
入館料
無料
お問い合わせ
〒594-0004 和泉市王子町914-1
電話/ファックス 0725-45-0605
【YouTubeライブ配信】第3回和泉市文化遺産フォーラム
【概要】
テーマ:「黒鳥村文書」からみた中世社会
「黒鳥村文書」(大阪府指定文化財)は、和泉市黒鳥町にまつわる古文書です。中世の開発・流通・信仰について、多くのことが記されています。このフォーラムでは、「黒鳥村文書」を解き明かし、フランス史との対比のなかで、日本における中世社会の特質を考えます。
【登壇者】
仁木 宏(大阪公立大学 教授)
報告タイトル:和泉国の中世史研究にしめる「黒鳥村文書」の位置
大澤 研一(大阪歴史博物館 館長)
報告タイトル:黒鳥村安明寺の信仰と中世の地方寺院
村上 絢一(和泉市教育委員会 学芸員)
報告タイトル:中世黒鳥村の開発跡地をたどる
向井 伸哉(大阪公立大学 准教授)
報告タイトル:フランス中世史研究者からのコメント
【日時】
令和5年(2023)3月26日(日曜日)午後1時30分~午後4時
【会場での参加】
会場:和泉市いずみの国歴史館(和泉市まなび野2番4 宮ノ上公園内まなびのプラザ)
定員:15名(申込多数の場合は抽選)
費用:無料
申込:往復はがき、または市HPの問い合わせフォームに、住所・氏名・年齢・電話番号・イベント名を記入のうえ、3月13日(月曜日)必着で、〒594-8501和泉市教育委員会文化遺産活用課 までお送りください。
【YouTubeでの視聴】
リンクはこちら(和泉市文化財活性化推進実行委員会のYouTubeチャンネル)
無料(通信費は視聴者負担)・申込不要
録画・録音はご遠慮ください。
和泉市文化財活性化推進実行委員会のYouTubeチャンネル
シリーズ「阪和電鉄開通90周年記念 和泉に電車がやってきた」第4回
第4回 南海鉄道による阪和電鉄の合併(最終回)
前回では、阪和電鉄による信太山地域の開発について紹介しました。今回は最終回で、南海鉄道による阪和電鉄の合併について紹介します。
阪和電鉄は当初こそ赤字に苦しんだものの、沿線開発や合理化で徐々に経営状況が改善し、乗客も増えて株主配当金を出せるまでになります。ですが、徐々に戦争の影が阪和電鉄にも忍び寄ってきます。
昭和12年(1937)7月の盧溝橋事件に端を発した日中戦争は長期化し、国家の人的・経済的資源をすべて戦争につぎ込むことが求められました。それに伴い昭和13年(1938)8月に施行された陸上交通統制法により、全国各地で中小鉄道、バス事業者の経営統合が行われるようになります。
阪和電鉄も例外ではなく、昭和15年(1940)7月ごろから競合する南海鉄道への合併が取り沙汰されるようになりました。以下のような当時の新聞記事があります。
大阪朝日新聞 昭和15年7月17日 朝刊
大阪朝日新聞 同日夕刊記事
この2つの記事から、紀勢西線の全通に伴い大阪天王寺から和歌山県の新宮まで直通列車を走らせるために南海と阪和の合併に国が乗り出したことがわかります。また、鉄道省がいずれ阪和電鉄を買収しようとしたが、大蔵省が買収費用を賄うための起債を許可しなかったためできなかったという話も載っています。同じ日の夕刊では、南海と阪和の合併による株式価値について、南海株10株に対し、阪和株8株以上という条件が出てきました。
さらにこの2日後、より詳細な合併条件が新聞記事に出てきます。
大阪朝日新聞 昭和15年 7月19日
これによると、17日の夕刊の記事の通り阪和株10:南海株8の比率で交換すること、南海は阪和株主に120万円の交付金と阪和役員及び従業員に100万円を限度とした解散手当を交付すること、12月1日に両社が合併すること、阪和の従業員は合併に伴うリストラ無く全員現給のまま南海で雇用するという条件が南海と阪和の間で決まりました。
こうして昭和15年12月1日、以下の社告の通り阪和電鉄は南海鉄道に合併され、阪和電鉄の天王寺から東和歌山までは南海山手線と改称されました。戦前日本の私鉄で最速を誇った阪和電鉄の歴史は、こうして幕を閉じました。
大阪朝日新聞 昭和15年12月1日 南海社告
南海山手線となった旧阪和電鉄線ですが、昭和19年(1944)5月1日に国有化され、国鉄阪和線となりました。阪和葛葉駅は南海山手線時代に葛葉稲荷駅に改称されましたが、このときに北信太駅と改められています。
そして昭和62年(1987)4月1日に国鉄は分割民営化され、阪和線はJR西日本の運営に変わり、現在に至ります。
今回で連載を終わりますが、開通から90年が過ぎた阪和線は現在も和泉市民の貴重な交通手段として日々多くの人々を運んでいます。現在の和泉市域の近代化に果たした大きな役割も、見逃してはいけないものがあります。