池上曽根遺跡
和泉市池上町から泉大津市曽根町にかけて、全国屈指の弥生時代の環濠集落・池上曽根遺跡がある。
南北1.5km、東西0.6km、総面積60万㎡の広さをもち、弥生時代の全期間を通じて営まれた。
直径300mを越える環濠に囲まれた遺跡中心部分の約11万5千㎡が、国史跡に指定されている。
集落の中心部で見つかった弥生時代最大級の建物と井戸を中心に復元整備され、2001(平成13)年から史跡範囲の約1/3が公園(第1期整備)として開放されている。
池上曽根史跡公園一帯は、大型建物「いずみの高殿(たかどの)」と大型井戸「やよいの大井戸」を中心とした復元ゾーン、いつでも弥生時代の体験学習ができる池上曽根弥生学習館(泉大津市)、わが国唯一の弥生時代専門博物館である大阪府立弥生文化博物館が三位一体となり、他に例を見ない弥生時代体験ゾーンを形成している。
いずみの高殿とやよいの大井戸
「いずみの高殿」「やよいの大井戸」を中心に、弥生時代の都市的な集落が再現されている。