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西北西に面した三間社(さんげんしゃ)入母屋造(いりもやづくり)の本殿は、桁から上が大正12(1923)年に修復されているが、柱や梁などの軸部、蟇股などの細部は建築当初のもの。天正7(1579)年の屋根葺き替えの棟札から、大永年間(1521~27)に造営されたものと思われる。
堺市の多冶速比売(たじはやひめ)神社本殿(天文10〈1541〉年建立・重要文化財)とも類似点が多く、現存する市内最古の木造建築として、2013(平成25)年に和泉市指定文化財に指定された。