信太エリア

信太森神社(葛の葉稲荷)

信太森神社(葛の葉稲荷)

恋しくば尋ね来て見よ和泉なる信太の森のうらみ葛の葉

平安時代の陰陽師として知られる安倍晴明は、信太の森の白狐(葛の葉姫)を母として生まれたという。

葛の葉稲荷はこの「葛の葉伝説」ゆかりの地として広く知られている。境内にある楠の巨木、「千枝の楠」(市指定天然記念物)は、白狐が姿を隠したという伝説をもつ。

また、白狐が葛の葉姫に変化したとき姿を映したという姿見の井戸や、狐が化かしたと伝えられる白狐石などがある。

姿見の井戸は、水面に姿が映ると無事に帰還できるといわれ、日露戦争以降、召集を受け出征する兵士や、出征兵士の親や妻子らが無事を祈って詣でたという。また、「秋風はすこし吹くとも葛の葉のうらみがほにはみへじともおもう」という和泉式部の歌碑や、「葛の葉の表見せけりけさの霜」という松尾芭蕉の句碑もある。

信太森神社(葛の葉稲荷)境内にある楠の巨木、「千枝の楠」(市指定天然記念物) #theta360 - Spherical Image

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