横山・松尾エリア

春日神社

春日神社

南松尾の春木町一帯は、中世には春木庄(はるきのしょう)と呼ばれる春日大社の荘園だった。

その荘館(しょうかん)があったといわれている場所に、春木の春日神社がある。松尾谷の総産土社(そううぶすなしゃ)として尊崇を集めており、明治の廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)までは隣接して医王山冬堂宗福寺(いおうざんふゆどうそうふくじ)があった。

社務所の表の「マキ」、裏庭の「ツバキ」は大阪府天然記念物。マキは樹高14m、幹周り2.1m、推定樹齢300年で、秋に付ける実は男児の無病息災に効ありといわれる。ツバキは樹高8m、幹周り1.5m、推定樹齢300年で、春に薄紅色の花をつける。この花を連ねて首輪を作り、女児の無病息災を祈ったという。