府中エリア

伯太藩陣屋跡

伯太藩陣屋跡

大坂定番を終えた譜代大名渡辺家の陣屋が、小栗街道沿いの伯太山に急ごしらえに設置されたのは享保13(1728)年のこと。明和期の大規模な普請で、陣屋施設が整えられたという。

陣屋の周囲には土塀(土塁)が巡り、大手門前には堀もあった。小栗街道沿いには町場(新田町)が形成されたようだ。残念ながら当時の面影をほとんど止めていないが、旧陣屋の一角に伯太藩営址の碑が立つ。

また、堺市の小谷城郷土館の表門は、明治初年に伯太陣屋の搦手門を移築したものという。